旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

さつまいものクッキー

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2021年5月30日(日)

長女とさつまいものクッキーを作った。

わたし自身がお菓子を作るのが好きだし、小さい頃小麦粉と水で手をドロドロにしてうどん屋さんごっこしたのを楽しい思い出としてよく覚えているので、娘ともクッキーとか、白玉だんごとか、幾度となく作ってきた。でも長女は決まって手のベタベタが嫌だと言って、いつも途中からわたし一人で作るようになっていた。それを、今日は長女がものすごく食いついてきて驚いたので記録を。

蒸してつぶした紅はるか、地粉、米粉、てんさい糖をボウルに入れて「混ぜて混ぜてー」と言ってみる。だいたいもうここで粉が手に付くのを嫌がるのに、長女は力強くぐにゅっぐにゅっと捏ねている。ほー、水分と粉っけは大丈夫なんだな。じゃあ油分が入ったらどんな反応だろう?と思って菜種油を加えた。これもいける。さらにぐにゅぐにゅつぶす長女。油が回ってベタベタした、でもちぎりやすい具合になった生地を丸めて丸めてしっぽり何やら作っている。「おかおのクッキー」と言い出した。わたしの持っているレシピ本のクッキーで、爪楊枝で目の穴を開け、スプーンの縁で口を形取るクッキーを昔作ったのを覚えていたようだ。はいはい、と言ってわたしがひとつ作ってみると、どんどん顔を作って、さらに鼻もつけるという。身体も作りたいというのでわたしがおっぱいをつけると、そのあと足の爪まで作っていた(笑)

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くるくるまるめて球を作るのも上手になっている気がする。ちいさい丸をふたつくっつけて雪だるまを、あとなぜか平べったくした生地を積み上げてホットケーキを作ると。クッキーだよ、これじゃ火が通らないよ、と言ったが、まあいいやと思ってそのままにした。なかなか躍動感のあるにぎやかなクッキーができたと思う!

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自分で言うのもあれだが、けっこう子どもに料理に関わらせているほうだと思っていた。親子で白玉だんご作ったらいいですよ〜手へのいい刺激になりますよ〜というような記事も何度となく読んだし。でもこれまで長女がほんとうに嫌がってきたので「ちぇーっ」と思うことも多々あった。まあ、わたしがお菓子を作るのが好きなので残りをやるのが苦ではないのがよかったが。今回も、週末の時間つぶし、くらいでやってみたのだけど、娘が突然喜んでやりだしたのでびっくりした。と同時に、続けてみないと分からないもんだなあとしみじみ思った。たまたまわたし自身の好きなことからこうやって何度も娘に体験させることになったけれど、そうでない内容のものだったら、一度ちょっと触れさせてみて、あーこの子興味ないんだわと思い込んでしまっていたかもしれない。ゆるくでも続けることが大事なんだな。

 

クッキーはさつまいも多めだったのと、こねくりまわしてむっちり硬くなってしまい美味しいとは言えなかったけど、配合をメモメモ:紅はるか200g、地粉60g、米粉30g、てんさい糖40g、菜種油(分量忘れた)