旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

ぶりの塩焼き、ほうれん草と白ねぎの味噌汁

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2021年7月13日(火)

朝、長女(3歳7か月)と手をつないで保育園へ歩いていると、長女が「今日のごはん何?」と聞いてきた。「うーん、考えてない。何がいい?」

長女:うーん、おさかな
私:何のお魚?
長女:シイラ

シイラというのは長女が『海のさかな』という絵本の中で気に入った大型の魚だ。見たことも食べたこともないが絵を見て気に入ったらしい。食べたい、食べたいと幾度となく言われる。

私:シイラはなぁ、お母さんスーパーで見たこと無いわ。他にどんな魚がいい?
長女:ぶり
私:ぶりをどんなふうにして食べたい?
長女:やいておしおをかけてたべたい
私:塩ふって焼くのね。いいよ。それから?
長女:おみそしる
私:何のお味噌汁がいい?
長女:ほうれんそうとねぎ

長女は大の野菜嫌いなのに、いつも謎に即答するので本当に食べたいのかと思ってしまう。

私:ねぎって、青くて細いねぎと白くて太いねぎがあるでしょ。どっち?
長女:白くて太いねぎ
私:白ねぎね。いいよ。あとは?
長女:ごはん
私:いいよ。あとは?
長女:おやさい

またか!野菜食べないやろ!と思ったが聞いてみた。「おとうさんとおかあさんがあさたべてるおやさい」と。私と夫は近所の農園のベビーリーフが好きで毎朝食べている。長女は全く食べたことないのに、何を言うか、と思ったが、「ベビーリーフね。いいよ。じゃあ晩ごはんはぶりの塩焼きと、ほうれん草と白ねぎの味噌汁と、ごはんと、ベビーリーフね。」と言った。

ああ、献立を考えてくれるってなんて助かるんだろう。もう料理し終わった気がした。保育園に迎えに行った帰り道、同じ話をした。長女は「ぶりにしおふってやいたの」と言った。行きは「やいておしおをかける」と言ったのに、塩をふって焼く、と私がさりげなく訂正したのを覚えたな、と思うとなんだか面白かった。

結局長女は野菜をほとんど食べなかった。代わりに、フリージングの野菜を小鍋で温めてコンソメとか出汁で薄味をつけただけの離乳食をだんだん食べなくなってきた次女(1歳0か月)が食べた。次女は手づかみ食べをするので目が離せないし、長女も「おてつだいして」「おひざでたべたい」と言うのでひとりで子ふたりを見る晩ごはんは地獄絵図だが、大人食と一緒に作れる(とは言っても味は薄めるので味付け前に別の小鍋に取り分けたり面倒だけど)ようになればちょっとは楽になるかな。

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食べ終わる前から、白玉だんごが食べたいと言う。ごはん全部食べないなら無いよ、と言ったのだが、なんやかんや話をして結局食後に白玉だんごを作ることになってしまった。お風呂あがりに「バレエみたいにおだんごにして」と言うのでおだんごにしたからか?レオタードまで着て味噌汁こぼして洗面所で洗わせたり、なんかいろいろやった日だった。
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