旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

ピーマンとししとうの焼きびたし

おひたしにごまをふるとか、ポタージュに黒こしょうをふるとか、味もそうだけど見た目が一度に引き立つ。だから、レシピの本でこの料理を見たときはあんまり緑ばっかりで粋じゃないなあと思ってしまった。でもこれは敢えて、なのかな、と素朴な感じが却って気になって作ってみた。

わたしは火加減を見るのが面倒くさいし苦手なので、焼き目を付けるのに結構手間がかかった。広いピーマンの背中がいい塩梅に焦げるように、ししとうの片方の端っこだけ真っ黒にならないように、焼くのが難しかった。皿に盛るときも、焦げ目が綺麗なものを夫の皿に、と無意識に格好つけてしまう。

全然目立たないけれどわたしの中では今日の主役。残念ながら夫には主菜の豚のしょうが焼きしか目に入らなかったみたい。

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