旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

黒豆ごはんと煮物

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2022年6月10日(金)

次女1歳11か月の「じぶんでやりたい」が爆発している。巾着に入ったコップを取り出そうと思うとやりたがるので、巾着の紐を私が緩めて、中からコップを取り出すところだけをやらせようとすると「じぶんでやりたかった…!」と大泣きする。紐を緩めるところからやらないと気が済まない。私が巾着の紐を再び締めるとすっとご機嫌になる。

先日の記事でも書いたよもぎだんご、子どもがよく食べるので朝ごはんのレパートリーに入りつつあるのだけど、この間たまたま早起きしたので私がひとりで作ったことがあった。起きてきた次女に「だんご、たべる?」と見せるともう激怒。「じぶんでつくりたかった…!」あらあらごめんね、お母さん先に起きたから作っちゃったよ、と言っても全く聞かない。「いや!」「いらない!」「いーらない!プンッ!」夫がなだめてひとつ口に入れてやると、まあ好きなものは好きなのでパクパク食べて怒りが収まったみたい。

それでか?長女4歳6か月までも「じぶんでやりたい」が爆発。ここ最近、保育園から帰ってくると長女も次女も「つくる」と言って台所にやってくる。以前は料理に関わらせたいと思って子どもたちができる工程だけあえて残しておいたりしたが、最近はできるだけ工程を終わらせておこうとさえ思ってしまう。

今日は保育園の帰り道に長女が「おうち帰ったらごはんつくる」と言うので「今日はもう作っちゃったのよ」と言うと怒り出した。そこで怒られても…と思い「じゃあお皿に入れるのやってくれる?」と聞くと「わかった、もりつけやってあげる」と言う。おお、盛り付け、という言葉をもう知っていたっけとびっくりする。こちらが思っているより子どもの成長は早いなあ。

ところが帰宅して炊飯器を開けて見せると、好きな白ごはんではなくて黒豆ごはんだったことに長女の機嫌が悪くなった。「嫌だ!」「あずき、だいっきらい」と言うので「じゃあお母さんがごはんをよそうからおかずを入れて」と「嫌だ!」とまた言い始めて、とにかく何を言っても嫌だ、嫌い、の繰り返し。仕方がないので私が盛り付けて、長女を放って次女とごはんを食べ始めると「たべちゃだめ!」とまた怒る。

やれやれ、と思って長女を抱っこして、「どうしたの?1番、黒豆ごはんが嫌いだった、2番、ごはんをよそいたかった、3番、おかずをよそいたかった、4番、そのどれでもない」と聞くと、「さんばん…」と言う。やからおかずをよそって、って言うたやん、と心の中で思って、「じゃあおかずいれて」と言うと、長女いわく私がよそったものを全部もとに戻して好きなようによそいたいのだと。なんか最近の次女の動きそっくりだな。。

そして長女が盛り付けたのが冒頭の写真。ごはんから綺麗に黒豆が取り除かれ、大好きなちくわ多めに煮物をいれている。「上手にいれたね」と話しながら、そういえば帰り道に「お子様ランチ」を作るって言ってたな、こっちが茶碗と小鉢を用意したのが嫌だったんだな、とわかった。やれやれ。でも長女は完食した。

長女のお子様ランチを見て、もうほとんど食べ終わりだった次女が私もと思ったらしく「やるー!」と言ってやってきたが、それは我慢してもらった。