旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

鞍掛豆のひたし豆など 自己肯定感下がり気味の日々

2022年4月24日(日)

次女の育休を終えて職場に戻り一週間。在宅勤務とはいえ、常に心に余裕がない。娘に持たせた保育園グッズに不備があったら直したり、洗剤とかストックが無くなったと思ったら買いに行ったり、そして買い物、ごはんの準備。夫は炭水化物と肉を控えたいらしいが、子どもは炭水化物ばかり食べる。とりあえず先週はいろんなパターンのおじやを作ったが、ああ、夫の分はどうしよう、、と思って別に煮魚を作ったり刺身を買ったり。9時の始業前と昼休みにどれだけ家事ができるか勝負!みたいになっている。

そんな感じで一週間が過ぎた日曜日、夫が仕事しないといけないとのことで、いろいろ作戦を考えてくれた。正直、家族のことをひとりで考えてやるのはめちゃくちゃ心細い。子どもを見てもらっておいて私がひとりで夕飯の買い物に行くよりも、夫婦ふたりで子どもふたりを連れて、てんやわんやになりながらもみんなで買い物するほうが好き。ひとりでやらないといけなくなった瞬間、家庭が仕事場みたいになって頭が「タスクをこなす」モードになってしまう。

結局、夫が子どもふたりを連れ出す間に私が買い物に行ってごはんを作り、そのあと交代して私が子どもを見るので夫が仕事をするということになった。今日は餃子、明日はコロッケ、あと常備菜として野菜の重ね煮と鞍掛豆をひたし豆にすることにした。大急ぎで買い物に行く。行くついでに、あれがなかったので薬局へ行かなきゃ、これが壊れていたので100均で買おう、と寄り道する。タスクを少しずつこなして、家族の一日をより良いものにできた、と思うが、次の瞬間「でも私はこれで一銭も稼いでいないんだよな」と落ち込む。

餃子を包みかけたところで交代の時間になって、あとは子どもを見ながらちまちま作っていたのでその日の午後はそれで終わった。ほんの一瞬でも何も考えずに料理できる時間があるとほっとする。子どもは親が期待するようには食べてくれないし、そんなことで落ち込んでいた時期はもうとっくの昔に通り越した。ただ私は何かを作りたい。子育て中の親に対して「頑張らなくていい」という人はたいてい料理を簡単にせよと言うんだけど、好きなものくらい作らせてくれ、と思う。

はあ、数品だけどできた、とほんの少し自己肯定感が上がったが、また次の瞬間「でも私はこれで一銭も稼いでいないんだよな」と落ち込む。いやいや、私だって週5日働いているじゃないか、と思うけれど、「でも私は時短だし、夫より稼ぎはずっと少ないし」と落ち込む。家族のためにいろいろやっているつもりだけれど、やってもやっても「稼いでいる人が偉い」という思考から抜けられない自分に嫌気がさす。

二日分作ったと言っても日曜日と月曜日の分。火曜日から、まだ平日が4日もある。明日はどうしよう。料理が好きだと思う瞬間と、料理に苦しめられる瞬間とが交互にやってくるー。引越し前にいたご近所さんのように、突然おかず作って持ってきてくれる人、いないかなあ。


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