旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

茄子と豚バラの重ね蒸し 梅ぽん酢

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2022年11月7日(月)

週末、近所の大学で開催されたファーマーズマーケットで、子どもがおつかいを体験できるというイベントがあった。保育を学ぶ学生が付き添ってくれて、こどもが実際に買い物をすることができる。

予約した時間より前に着いたので子どもと一緒にお店を見て歩いたら、お目当てにしていたフルーツサンドがすでに完売。じゃあ何を買おうかとぶらぶらしていると「これ」と娘が選んだのが梅ぽん酢。渋いな‥と思ったが子どもが選んだものなので「じゃああとでそれを買いに行ってね」と話した。

なかなかうまく出来ているイベントで、講義棟の2階で受付をし、学生に子どもを託して送り出すのだけど、マーケットが講義棟の外の通路で開催されているので親は2階の窓から子どもの様子を見ることができる。バレバレののぞき穴だけど、子どもが見上げてこない限り見つかることは無いし、親たちは皆見下ろしながら子どもの写真を撮ったりして眺めていた。


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子ども用に特に区切られたブースがあるわけではないのも面白かった。一般のお客さんが買い物をしている中をうろうろしながら買い物をするのでなかなか臨場感がある。まあ、なので、「1つ 200えん」みたいに分かりやすい値段表記があるわけでもなく、取り扱っているものも子どもに取って持ち帰りやすい大きさ、重さのものとは限らない(柿が5,6個入ったパックとか)のでそういうところはもう少し工夫してもらえたらもっと買い物しやすかったかもしれないが、初めてのおつかい体験としてはとても楽しかった。

それで今日。茄子が余っていたので茄子と豚バラの重ね蒸しを作った。この料理は前に作ったときに子どもが食べてくれなかったので大人用に…と思っていのだけど、ふと、買った梅ぽん酢をかけたら子どもも食べてくれるんじゃないかと思って聞いてみた。そうしたら4歳11か月も2歳4か月も「はーい」と綺麗に手を挙げるので器に入れてみると、食べる食べる。茄子は嫌いなようだったが下に敷いた玉ねぎと豚バラは食べてくれた。わーい。青い野菜が入っているわけでもなく、普段から食べてくれる玉ねぎとほぼ脂の豚バラだったけど、「これは子どもが食べてくれない料理」と思っていたものを食べてくれると嬉しい。

今日の献立はこの他に大根とやりいかを炊いたのと、さつまいもごはん。ちょっと用事があったので子どもを迎えに行く前に料理できず、帰宅してから作った。子どもが喧嘩して全然料理できない、あるいは「おてつだいするー!」と言って全然料理できない、いずれにしても夕飯に永遠にたどり着けない‥となる日が多々なのだけど、今日はよい具合にバレエごっこをしてくれて助かった。それどころか、「おはしおいてあげるね」と次女がみんなの箸を並べてくれた。あとは保育園からの帰り道に唐辛子が落ちていて次女が触りたがっていたが「汚そうだからやめたら?」と言ったので、鷹の爪を渡したらキッチンバサミでパチパチ切って満足そうにしていた。なんだかいろいろなことがうまく消化された。


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蒸すときに塩の代わりにまるはらさんの鮎魚醤を入れた。うまく使いこなせるか分からなくて過去に一旦購入を見送ったものだけど、塩の代わりと思っていろいろ試している。癖がないのに風味がついてとても美味しい。オリーブオイルと相性が良いらしくて、イタリアンの隠し味としてレストランから注文が殺到しているらしい。

梅ぽん酢はこれ。金曜日は餃子の予定なので、かけるのが楽しみ。


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