旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

長女の誕生日 フルーツタルト

f:id:tabikobachi:20201121040738j:image
長女3歳の誕生日にフルーツタルトを作った。

甘いものはなるべく避けてと思っていたが、いつの間にかいろいろ食べさせてしまった。でもいろんな味を覚えるのも経験だからちゃんと歯磨きすればいいやと思うようになったので、今年は特に子ども向けにアレンジしないケーキを作った。

お菓子作りが好きだけど、子どもが生まれてからほとんど作らなくなってしまった。お菓子を作るのってひとつの工程に時間がかかるし、それを途中で止められなかったりする。子どもがいつ泣き出すかわからないと思うと、バターがだれないうちに混ぜるとか、何度になったら火を止めるとか、目が離せない作業が難しくて苦痛だった。それでも、簡単にできるレシピを見つけて作ったりしていた。バターの代わりにオイルを使うものだとバターを常温に戻す時間がいらなかったり、オートミールを砕いてタルト型に直接敷き詰める作るタルトはめん棒やめん台がなくてもタルト生地ができたり。そういうのでもとても美味しかった。でも、そろそろ普通のフランス菓子が食べたいなあと思うようになってきた。

以前お菓子を習っていて、タルト生地を習ったのが3年と9か月前。いろんなお菓子を教えてもらって、わぁ、やっと大好きなタルトのレッスンだと思って喜んで行ったのに、持って帰ったタルトを食べようとしたらその日のうちに気分が悪くなって、長女がお腹にやってきていた。それ以来このパート・シュクレは初めてかもしれない。バターを溶かさないように少しずつ卵や粉糖を混ぜていく過程が途方もなくて疲れた。そしてひとつ工程を間違えてしまい生地がぐちゃぐちゃになるアクシデントが発生。お菓子はちゃんと練習しないと手が忘れる。たまたま生地を倍量で作ってあったので急いで型に敷き込み直し、なんとか長女を保育園に迎えに行くのに間に合った。言い訳だけど、アーモンドクリームを敷き詰めるところと最後の飾り付けは次女が泣き出しておんぶしながらだったので、綺麗にいかなかったところは許してもらおう。


f:id:tabikobachi:20201121042547j:image

この日、夜ごはんに好きなもの作るよ、何がいい?と長女に聞いたら、「からあげと、エビフライと、ごはんかな?」と得意気に言うのでごはんを作りながらのお菓子作り。まる一日、どころか前日から料理をして終わったが、こういう大きな節目を終えるとほっとする。


f:id:tabikobachi:20201121040828j:image

自分で言うのもなんだけど、久しぶりの普通のタルトはとんでもなく美味しかったー。

翌日、飾りに使いそびれたキャラメリゼしたバナナとぶどうをタルト生地に乗せたのと、失敗して砕けた生地、余った生クリームとサワークリームを使ってレアチーズケーキを作った。娘たちが寝静まったあとに夜中のおやつで食べた。


f:id:tabikobachi:20201121040955j:image


f:id:tabikobachi:20201121041009j:image


f:id:tabikobachi:20201121041044j:image