恵方巻
2022年2月4日(金)
帰省やいろいろ予定があって3日にできなかったので一日遅れの節分。干し椎茸、干したけのこ、にんじんの煮物を昨日作っておいて、あとはほうれん草、卵焼き、市販の鰻の蒲焼き。
時間があったので長女(4歳2か月)と一緒に作ろうと誘ったが遊ぶのに夢中でやらないとのこと。それならいいや、と思っているとしばらくしてやってきてやっぱりやりたいと。
毎年恵方巻きを作っているので、過去はどんなだっただろう、と写真を振り返ってみたら、
2019年(長女1歳):パクパク完食してくれて母感激
2020年(長女2歳):母に手伝わされて一緒に巻くが食べず
2021年(長女3歳):生魚を解禁したので海鮮巻と普通の太巻きを作ったがあまり食べず
今年(長女4歳):「ひとりで巻くの」と言って作るが食べず。でもお菓子を食べたいというので、ご飯を食べないのにお菓子は食べないよと言ったら完食
お菓子につられて完食するあたり、頭を使うようになってきた。何も言わなくてもパクパク食べてくれた1歳の頃が懐かしい。それは今日の次女(1歳7か月)の姿でもあった。子どもが複数いると過去と現在を行き来できるような感覚にたまになって、それがとても面白い。違う子だとわかっているけれど重ね合わせてしまう。
なぜかエルサの衣装を来て鬼のお面を被って登場。その後、自分なりに考えたようで三角巾を取ってきて頭につけていた。「ほら、お母さんもこれしたら?」と私にも一枚。ちなみにエプロンのポケットにタオルも入れている。私はこんなことしないのに、これはどこで覚えてきたのかな。
最近長女も次女も食べさせて食べさせてがひどく、両方を膝に乗せて交互に食べさせてやることもある。こんな状態で鰯の身をほじくるのは無理、と思ってししゃもを焼いた。
豆まきだけは3日にやった。毎年怖い怖いとやりたがらなかった長女が、今年は初めて楽しい楽しいといって豆をまき、次女に「おには〜そと、って言うのよ」と教えていた。が、時間がなくて炒っていない豆をまいてしまった。一番やったらあかんやつ。
いろいろ適当な節分だった。
2022年 お正月
2022年1月1日(土)
気づいたらもう七草粥も終わってしまったが、お正月の記録。去年の秋に帰省したこともあって、正月は今年も帰省しないことにした。新型コロナで帰省をやめた去年、自宅で過ごす正月なんて最初で最後かも、と意気込んでいたが、思いがけず二年続けての家族での年越しになった。
去年は、それまでの正月の写真などを見ながら「母は何を作ってたっけ」「お重にどんなふうに詰めてたっけ」とやりたいことを全部洗い出して準備したが、今年は敢えて去年の写真を見ずに準備してみようと思い立った。こうやってたまに食べ物のことを書き留めていると、作ってもらってきた料理に自分なりの思い入れみたいなものをかなり混ぜ込んで記憶しているなあと気づく。お正月の料理の中で、自分にとって印象が強い料理はどれなんだろうと探ってみたい気持ちもあった。
買い物リストと雑感
■肉巻き
・牛肉/金時人参/三度豆/ごぼう
去年、肉をケチらなければ満足いく肉巻きができると分かったので今年も奮発。後から母に聞いたら母はごぼうを入れないとか。記憶が違ったみたい。
■田作り
・ごまめ
くるみを入れるか迷ったが、長女はそこまで好きでもなさそうだし、次女はまだナッツ類を与えていなかったのでやめた。
■黒豆
・黒豆
去年、ちょっといいスーパーに行って高い豆を買ったが、その後近所の安いスーパーでも同じようなものが安く売っていることを知ったので1年前の学びを生かして近所で購入。
■きんかん甘露煮
・きんかん
実家で出てきたおせちに入っていたことはないがなんだか思い立って作ることにした。年末、子どもたちも私も喉の調子がよくなかったのでそれもあって。
■紅白なます
・かぶ/金時人参/昆布/柚子
大きいかぶが見つけられなかったので普通のかぶで。柚子は今年は自宅の木に実がならなかったので購入。
■海老フライとうずら卵フライ
・有頭海老/うずら卵
私はおせちに入っている海老の塩焼きが大好き。買ったおせちに入っているのはだいたい煮てある海老なので、そうではない塩焼きのが母や祖母の味という記憶がある。けれど食べるときに殻をむくのが面倒だし子どもにはフライのほうがいいかなと思って海老フライにした。がこれは失敗だった。海老が大きすぎて綺麗に揚がらなかったし、お重に入れて翌朝食べるので衣がふにゃふにゃになった。
■くわい煮物
・くわい
去年、あまり好きでもないし、と思って見送ったがなんとなくそわそわして作った。上記のちょっといいスーパーでLLサイズ3つ入りで598円だったのに飛び上がって、近所のスーパーに行くとLサイズ3つ入りで498円にした。いい買い物をしたような、こんなことをいちいち考えるのはバチ当たりなような。
■煮しめ
・れんこん/ごぼう/こんにゃく/絹さや/干し椎茸/うずら卵/ちくわ
ただでさえいろいろ食べるものがある正月なので、日持ちがするからって大量に作って何日も食べるのはちょっとつらいのでほんとうに少しだけ作った。ということで去年入れたこいもは入れなかった。最初に材料を書き出したとき、絹さやを忘れて、あとで去年の煮しめを見て気づいて買った。子どもが食べないこともあってこういう飾りのものや薬味についつい手を抜いてしまう。正月明けに母が来て豚汁を作ってくれたが、ねぎを刻んで入れてくれて、ああ全然違うわ、って今さら感動した。
■雑煮
・ぶり/かしわ/金時人参/だいこん/三つ葉/かまぼこ/柚子/餅
夫に牡蠣を入れたいかと聞いたら要らないとのことだったのでこんな感じで。去年、どこの店にも雑煮だいこんが無くて、どうしても雑煮に雑煮だいこんを入れたかった私は義母に送ってもらったんだけど、今年はまあいいか、と思えた。その代わり、このあたりでお正月に出回る三浦大根というのを買って入れてみた。
■りんごきんとん
・さつまいも/りんご
大晦日に義母から封筒が届いたので何だろうと思って開けてみたらおせち料理のレシピ集だった。去年栗の甘露煮を買ったが子どもが全く食べなかったので栗きんとんはやめようと思っていたのだけど、りんごきんとん、というのが新鮮で材料も家にあったので作ることにした。
ぼうだら、たいのこは実家でも市販のを買ってきて詰めるだけだったけれど、去年このあたりのスーパーでなかなか見つからなかったし、結局市販のものは味も濃いので今年は探さなかった。
準備いろいろ、長女の成長など
とりあえず今回自己満として書きたいことは、12月29日〜30日に家族旅行に行ってそれから帰ってきておせちとお雑煮の準備をしたけどできたよ!ということ。帰省しないことにしたのでひとつ楽しいことを、と思って家族で八ヶ岳のペンションに泊まりにいった。別に何をするでもなくそこでのんびり過ごして翌朝チェックアウトしてそのまま帰ってきただけなのだけど、それから料理し始めて大晦日の夕方にお重に詰め終えて気持ち良かった。
そんなわけで時間も限られていたし、「子どもにも何かさせなくっちゃ」と意気込んでいたわけではないのだが、長女(4歳1か月)が人参の型抜きをしたいとやってきた。
そのあと、ねじりこんにゃくも楽しそうじゃないかと思ってこんにゃくに切れ目を入れて渡したら、こんにゃくに切れ目を入れるところからやりたいのだと。「真ん中だけすーって切るんだよ」とやって見せたが、これがけっこううまいことやる。ハイライトのところだけじゃなくて、前後の工程をやりたいというところに長女の成長を感じた。よく見たら上の写真でも人参を輪切りにするところからやっていた。
ついでに絹さやの筋だけ取ってもらおうと思って横でやってみせる。が、この子、ひとつも見せたとおりにやらない。プチプチと引きちぎったり、突然スナップエンドウのように半分に開きだしたり。ところがこの開いた絹さやが意外に綺麗で、最後かまぼこの上に飾ることにした(冒頭の写真)。
その長女、ごまめの水分を電子レンジで飛ばしていると、「鯛を焼く匂いがする」と。「おさかなのにおい」だけでなくそんなふうに描写できるようになったかと思うとこれも嬉しかった。
ご近所さんと一緒の年末
12月30日、自宅前の一本道を歩いていると、たまたまご近所のおばちゃんが3人くらい同時に出てきて年末のご挨拶となった。「あなた孫は来るの?」「来ない来ない」「うちもよ」「でも私たちには○○ちゃん(長女)がいるからねえ」とおばちゃんたちが話してくれてほっこりした。
ひとりのおばちゃんは買い物帰りだったようで「お餅を買ってきたの」というのでどこのお店ですかと聞いた。餅を買い忘れていたけれど美味しいお餅やさんを知らなかったので間に合えば買いに行きたいと思っていた。電車で数駅のところだけれどややこしいから後で地図を買いてポストに入れておくわ、でも今日はこれが最後のお餅だったの、と言うので、明日行くのでお願いします、と言って別れたら、しばらくして玄関のチャイムが鳴った。「主人に話したら、大晦日に小さい子を連れて寒い中買い物に行かせるなんてって叱られちゃって。なんで餅を置いてこないかって。ごめんなさいね。」と言って、のしもちを一枚くれたのでとても恐縮してしまった。そのお餅の美味しいこと美味しいこと。「丸餅はありましたか」「丸いのは鏡餅だけよ。あなたのとこは丸餅なの?」「はい」「切り餅のほうが味が染みておいしいわよ」とかなんとか話したのが妙に印象に残っていて、新鮮なお雑煮になった。
前後してしまったけれど、大晦日におせちを詰め終えたら急に疲れが出てそのまま何もしたくなくなった。ということで夫が夜ごはんに年越し蕎麦を作ってくれた。子どもには海老天を作ったけれど、私にてんぷらのセンスがなさすぎて衣が全部剥がれ、ただ海老を油でゆがいたみたいになってしまった。
来年はどうしようかな
冒頭の内容に戻るけれど、自分で準備するとなっておせちの内容を書き出してみて思ったことは、ただ毎年同じようにしたいんだなということ。実家では伊達巻を作らないしかまぼこの飾り切りもしないので、他のおせちでいくらそれらを見ても作ろうと意気込めない。作る内容をそらで書き出してみても、去年のリストとほとんど変わらなかった。あとは、作る過程の印象って強く残っているんだなということ。「お正月の料理の中で、自分にとって印象が強い料理はどれなんだろう」の結論は、正月にしか食べない珍しいものや縁起ものといった食べ物そのものではなく、「母が梅の型に抜いた人参を入れたお雑煮」とか「失敗してしわしわになった!と言いながら母が作っていた黒豆」とかそんな感じだった。
自分自身が子どものころの年末は、親戚があつまってみんなでおせちを作ったり、大掃除に駆り出されたり、大人が麻雀するのを見たり、わいわい賑やかな感じだった。そんな感じではないこぢんまりの静かなお正月、私ひとり記憶の中の料理を再現して楽しんでいたけれど家族がどう思ったかは分からない。子どもたちにはもっと賑やかな正月を体験させてやったほうがいいかな、とも思うし、これ以上でも以下でもない、毎年同じものを作る正月を繰り返したい、とも思う。
2021年 冬至とクリスマス
2021年12月22日(水)、25日(土)
私が小さいころ、冬至に母は南瓜の煮物を作ってくれた。子どものころは南瓜の煮物があまり好きではなかったので、「頑張って食べた」記憶として残っている。母はいつも三度豆と一緒に煮るのでその豆が苦手だったからかもしれない。でもひとり暮らしを始めて、あるとき冬至にパンプキンパイを作って、これでいいや!ってずるっこした。ずるっこすると楽だけど、なんだか気持ちに張りがなくなる。あれ食べなさいこれ食べなさいと子どもに言わなくてもいい、っていろんな子育て相談で言われたけれど、私にとってはしぶしぶ食べたことも今となってはいい思い出。なので子どもにどういうふうに伝えるか、いつも考える。考えるけれど、まあ今は楽しく食べてもらうことのほうが大事かな?
で南瓜コロッケにした。私の南瓜コロッケは南瓜とブロッコリーと塩。ブロッコリーの茎の湯がいたのっておいもみたい、とあるとき気づいて、いも代わりに入れるようになった。緑の野菜を食べさせる作戦と思ってのことだったけど私が気に入ってしまった。でもこのコロッケ、家族の全員に不評だ(笑)ということで「楽しく食べる」目的すら結局達成できていないけれど。
冬至の二日くらい前に、4歳長女が冷蔵庫の柚子を見つけた。お風呂に入れるのよと話すとわくわくしてたまらないらしく、しきりにカレンダーを見て「明日の明日?」「明日が柚子のお風呂だよね?」「今日帰ったら柚子だよね?」とものすごい確認してきた。保育園でも報告していたらしい。母はいつも「なんきんたべてゆずのおふろ」と言っていたので私も娘にそう言うと、「なんプキン?」となかなか面白いシャレを言ってきた。
クリスマス。近所のお友だちと12月上旬にクリスマス会をやったのでもう終わった気分になっていたのだけど、当日何もないのも寂しいなと思って雰囲気だけ。ご近所さんが作ってくれて我が家のラインナップに仲間入りした手羽先の塩レモンを作った。あとキャベツのサラダとコーンスープ。この他に夫に牛ランプを焼いてもらったのと、近所で買った魚の前菜。1歳6か月次女は手羽先から身をほぐすと嫌がって、そのままむさぼっていた。なんでも大人が食べるのと同じものを食べたいらしい。
ケーキは、生クリームがいい?くだものたくさんのせたい?といろいろ長女に聞いたのだけど、そもそもケーキがあまり好きではない娘なのであまり反応がなかった。でも「どんなケーキか描いてあげるよ」と言い出して描いてくれたのがこのうさぎだったので、それを作ってやりたいと思って、知り合いに提案してもらったキャロットケーキに。前から作ってみたかったなかしましほさんのレシピで作って、上にのせるチーズクリームをうさぎの形にすることにした。
焼きあがったときのケーキは、ふんわりしっとりでとても美味しかった。切り落とした端を長女もパクパク食べてくれた。でものせたチーズクリームを固めるために冷蔵庫へ入れたら生地がしぼんで詰まって固くなってしまった。とても残念。子どもにまだナッツを与えていなかったので、アレルギーがあったらいけない、と思ってくるみとココナッツファインを入れなかったので生地の感じが違ってしまったのかもしれない。とはいえキャロットケーキのチーズクリームは添えて食べるというよりはてっぺんにぺったりのっかってある程度固まっているイメージなので、冷蔵庫に入れる必要はあったよな。ケーキのレシピは勝手にアレンジしてはいけないなぁ。
長女は、若干演技っぽいのだけれど、「うわぁー、素敵なお料理を作ってくれてありがとう」と言った。本当にそう思っていなくても嬉しいし、本当にそう思っているかどうかはどうでもいいな、って思った。
さらに翌日、義理の母が下味をつけた鶏の足を送ってくれて、またご馳走。毎年そうだけれど、毎年お腹いっぱいの年末。
白えびのかき揚げ
2021年12月7日(火)
かき揚げ。いつも本当に気まぐれで献立を考えるので、昼ごはんにスーパーの惣菜コーナーで買ったカニクリームコロッケが余っているのを忘れてかき揚げを作ってしまった。それでコロッケもついでに揚げなおした。そうしたら全然美味しくない。普段テイクアウトもよくするしスーパーの惣菜を買うこともあるけれど、手作りした出来立てのものと比べたら全然美味しくない。
なんかほっとした。
それを言ったら、4歳長女が便乗してだか「コロッケ、美味しくないよねぇ」と言った。すると夫が「舌が肥えたの?」と言うので、遠回しに私を褒めてくれたのかしらんと思って「なんか感動しちゃった」と返したら、「え?」とのことだった。ちゃうかったんかーい。
4歳長女はコロッケを残した。1歳5か月次女はパクパク食べて、勢いよくごちそうさまをした。下の子の舌はどうなることやら。
バターナッツかぼちゃのプリン
2021年10月18日(月)
週末キャンプに行った帰りに道の駅に寄った。道の駅とか産直が大好きなのでついつい買いすぎる。そしてしんどくなる。でも買ってしまう。
今回買ったもの:赤軸ほうれん草、サラダセット、カリフラワー、バターナッツかぼちゃ、なす、シルクスイート、かぼちゃ、ほおずき、きくいも、ミニトマト2種、シャインマスカット、鞍架け豆、烏骨鶏の卵、サラダだいこん、黒丸だいこん。
とにかく葉っぱの生野菜が大好きで買いすぎてしまう。赤軸ほうれん草、かごに入れたのに、道の駅をぐるりと回るあいだにもう一束掴んでかごに入れていて、「ああ、入れてあったわ…」ってなった。さいごの大根二種は長女が取ってきた。「選んだんだから食べるのよ」と言っておいたが、料理が追いつけていなくてまだ冷蔵庫の中。料理するころには忘れているのだろうな。
で、ちゃっちゃか作らな!と思って最初にバターナッツかぼちゃをプリンにした。
かぼちゃのプリン、いろいろなレシピをみながらいつも何をやったかわからなくなるのでメモ。今回買ったのは1500gくらいのものだったけれど、種と皮をのぞいて600gだけ使った。これを蒸して潰して濾してから、牛乳400ml、てんさい糖130g、卵6個、21cmのパウンド型にいれてさらにプリンカップ5個分くらいの量。蒸し器に入れて強火3分、弱火40分。
けっこうてんさい糖入ったな。本当は80gはカラメルにしてパウンド型の底に敷くはずが、最初牛乳が多すぎてプリンが固まらなかったので卵を追加した際、カラメルが全部生地の中に混ぜ込まれてしまった。生地の材料はシンプルなだけに、なんかアクセントがないとおいしくない。かといってカラメルソースをまた作ったらすごい砂糖の量になるよ、、と思ってホイップクリームを添えることにした。クリーム200mlに粉砂糖40g。やっぱりけっこう入れたなあ、と思ったが、食べると甘くて美味しい。長女(3歳11か月)には不評で、次女(1歳4か月)はプリン部分だけ食べた。
夫が買ったのは烏骨鶏の卵。キャンプ明け、渋滞に巻き込まれてようやく帰ってきて、洗濯だ風呂だ子どもはぐずるしやれやれ、と思っているときに「白ごはんだけ炊いておかな」とちゃっかり言い残してレンタカーを返しに行った。醤油をかけてぺろっと簡単に食事を終える。なんか憎いが、卵だったら料理をしなくても食べられるし、なかなか良い買い物をする人。
さんまの塩焼き、干し椎茸と干したけのこの煮物
2021年9月26日(日)
子どもができてからあまり食べなくなったもの、切り身でない魚の塩焼き。そもそも食べる直前に焼かないといけないのも面倒くさい(煮魚のように作りおけない)し、熱い間に身を取らないと取りにくくなるし、かといって身をほじくるのと子どもに食べさせるのと同時にできないし。美味しそうな秋刀魚を見つけたので買ってきて、夫に「ごま煮(作り置ける常備菜)と塩焼きとどっちがいい?」と聞いたら「塩焼き」と言った。せっかく新鮮な秋刀魚、そりゃシンプルなほうがよいだろうよ、私もそうしたいわ、と思いつつ、夫には上記のような私の葛藤が見えているのか?と内心毒づいたが、この日は日曜日で夫も一緒に食卓につけるので塩焼きにした。そして夫が次女に食べさせている間に私はほくほくと先にいただいた。
魚を乗せる皿が無いし、それ用のを買うのも面倒くさいんだけど、なんかいい代用品ないかな?
9月28日(火)
旅行中、産直で「干したけのこ」というのを初めて見て買ってみた。たけのこってあく抜きするの面倒だし、水煮を買っても保存するときにタッパーの水を替えたりいろいろ面倒くさいので乾燥があるなら素晴らしい!と思った。薄っぺらい竹の板のような。一晩水につけて戻すのだそうな。どんなふうに戻るのだろう、この薄っぺらい板が肉厚のたけのこに戻るのか!と思ったがそうではなかった(笑)
旅行から帰ってきてからなんだか疲れてごはんを作る気力が全くないので、もう夏も終わって涼しくなっているというのにいざとなったときに素麺で済ませられるように干し椎茸の煮物を作って、そこに干したけのこも入れた。長女(3歳10か月)も次女(1歳3か月)もよく食べてくれた。ぼーっとしすぎて、椎茸の戻し汁のごみを取り除くためにざるで漉そうとしてどういうわけか全部流しに捨ててしまった。
コーンクリームコロッケ
2021年8月30日
お取り寄せしたとうもろこしの次なるメニュー。とうもろこしを湯がいてこそげて、玉ねぎと炒めるんだけど、子どもに緑のものをついでに食べさせたかったのでブロッコリーの茎も湯がいてつぶして混ぜた。火を止めて薄力粉を綺麗に混ぜたら、再び火をつけて少しずつ牛乳を足す。ホワイトソースっていつもダマになっていらいらするんだけど、火を止めて落ち着いて薄力粉を混ぜ込んだらダマにならずにできた。ちゃんとレシピを見るとこういう小さい知恵を得られるので嬉しい。
衣までつけてから長女(3歳9か月)を迎えに行きたかったけど時間がなくて家に帰ってからつけた。ひとりでぱぱっとやってしまいたいのに、そんな時に限って長女が「おてつだいする!」と。よりによって扱いにくい柔らかいクリームコロッケの生地。「ほらほら、こんな風に、ぎゅっと握らずにささっとつけてね」とパン粉の中でコロッケを踊らせてみると、ひょいひょいうまいことパン粉をつけていく。でもそれだけでは満足しなかったようで、卵液をつけるところもやりたいと。時間かかるわぁー、と思ったがやらせてみると、卵液もひょいひょいとつけていく。
あとは揚げるだけ。わたしが揚げたてのをこっそりつまみ食いしていると長女も食べたいという。熱いよ、熱いよ、と言いながら長女の口の中に放り込んだら、ハフハフしながら「おいしい」と言って、でも熱かったようでぺろっと出した。出したが、早くまた口に放り込んでくれという顔をして口を開けていた。子どもにごはんを作ると、いろいろ食べさせなきゃ、と思って口出ししてしまい、嫌いな野菜を飲み込めずにいつまでも口の中をもごもごさせている姿を見ることが多い。口から一度出すのも惜しい、というような表情をされるとめちゃくちゃ嬉しい。
今日はあと豚キムチを作ったけど、豚キムチは子どもは食べないし、コロッケで力尽きて汁物もなにもなかったので子どもには慌てて納豆を与えた。
次女(1歳2か月)も「こっち、こっち」と言って手を伸ばしてパクパク食べてくれた。それでふと、あらっ感想を言ってくれていない人がいるわと気づいて、「ねえねえ、コロッケどう?」と夫に誘導尋問したら「おいしい」と。それで、「どんな風においしいのかな?」と聞いてみたら夫は黙ってケッケッケと笑い出したので何かと聞いたら、「言っても怒られるだけのこと思いついちゃった」と。何じゃと聞いたら「あまくておいしい」と。なんでなんで?とうもろこしへの賛美、怒らないよ。
「とうもろこし コロッケ」で検索したら、じゃがいもベースのコロッケにとうもろこしを混ぜ込むものがたくさん出てきたけど、私はじゃがいもが入っているコーンコロッケが好きじゃなかったので苦労してそういうレシピを探したつもりだった。それを見抜いてほしくて夫に「今日のコロッケの特長はなんだと思う?」と聞いてみた。
夫「サクサクしたところ?」
私「違うよ」
夫「衣?」
私「違うよ(やたら衣にこだわるなぁ)」
夫「とうもろこし?」
私「違うよ」
私が、じゃがいもが入っていないことだ、と伝えると、夫はまたケッケッケと吹き出したので何と聞いたら「クリームコロッケってそういうものでしょ」とのことだった。
ちょっと話が変わるけど、最近次女に焼きめしをよく作る。みじん切りにして湯がいた野菜と冷やご飯と卵を炒めるだけなんだけど、そうめんのおともにと思って作り置いていた干し椎茸の煮物を刻んで入れたらけっこう味がつく。美味しいー!っていう感じにはならないけれど家で作って食べるだけの料理としては私も満足して食べる。今晩、この焼きめしも次女に出したので、夫に「この焼きめしの特長はなんだと思う?」とまた聞いてみた。「ブロッコリー?」「違うよ」というやりとりのあと、「椎茸?」と今度は当ててくれた。
後片付けをしているときに、次女がやってきて薄力粉の入った皿に手を伸ばし頭からかぶった。この子もそのうちお手伝いしてくれるようになるかなー。
今日のメモ。とうもろこし2本(正味360g)、玉ねぎ220g、薄力粉100g、牛乳500ml。味付けは塩こしょう。レシピにはとうもろこし70g分って書いてあったのに、5倍も作ってしまった。あと、レシピには書いていなかったがとうもろこしの甘いのを感じたくて少しブレンダーをかけた。