旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

ほしいも

f:id:tabikobachi:20190301233856j:plain

これを嫌いなひとなんているのかしらん?と思うくらい好きな食べもの。ちいさいころ、冬になるとおじいちゃんが買ってくれて、それをお母さんがオーブントースターであぶってくれた。オーブントースターのオレンジ色の中で、硬くて緑がかったほしいもがふつふつしてきて美味しそうな黄色に変わる。あぶるだけなのに、こんなに美味しくなる。早く食べたいけれど熱くて口に入れられずじれったくて、やっと放り込んだらねっとりして噛みにくくて、でもその分甘さがが絡んで…楽しくて幸せなおやつの時間。

スーパーで買うと一袋に数枚入っているだけなのにウン百円もする。さつまいも一本買ったらほしいもがたくさんできるんじゃない?と思ったらお好み焼きのときのようにわたしのケチボタンが作動し、ほしいもを作ってみたことがある。そのときは全然甘くなくてがっかりだった。さつまいも、干したねという感じ。しかもびっくりするくらいサイズが小さくなってしまうので、たくさんさつまいもが必要なんだなと思ってその値段設定に妙に納得して終わった。

それで今回はさつまいもの種類を選んで挑戦。近所の八百屋で無農薬の紅はるかとシルクスイートが売っていたので一本ずつ購入。晴れの日が続きそうなときを見計らって、いもを蒸し、干し網に並べた。

f:id:tabikobachi:20190301233907j:plain

上が紅はるか、下がシルクスイート

今回はとても美味しくできた。紅はるかとシルクスイートを食べ比べようと思って交互に食べていたら止まらなくなった。おいしさはさつまいもの良さだな。

次回のメモとして:ねっとりした品種のさつまいもを選ぶことと、1センチくらいに分厚く切ることがこつだな。