旅する小鉢

我が家のご飯の記録と、ご飯を通して考えたこと。

さぬきのめざめと海老のかき揚げ

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2021年4月30日(金)

高松の友人に、さぬきのめざめ、という美味しいアスパラガスをいただいた。数年前に高松に遊びに行ったとき、産直に連れて行ってもらって買ったこのさぬきのめざめがとても美味しかったので、春になると食べたいなあと思う。子どもにも食べさせたいなあと思っていたところだったのでとても嬉しかった。

切花を買うときみたいに、茎の切り口に湿らせた脱脂綿が巻きつけられて、ちゃんと立った状態で輸送されてきた。アスパラガス、繊維の数が決まっているので、太ければ太いほど柔らかいらしい(聞いた話なので科学的には詳細は違っているかも)。このさぬきのめざめはびっくりするくらい太くて長い。見るからに柔らかそう〜という格好をしている。


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まずはゆがいてそのまま、あまくて美味しい。次の日は豚ばらで巻いたのとベーコンで巻いたのとを作って、夫がそれを燻製にしてくれた。めちゃくちゃ美味しい。3歳5か月の長女と巻いたが、斜めに巻くというのが難しそうで、手付きを見ていると面白い。肉の上にアスパラガスを斜めに置いて、「このまま転がしてごらん」と言っても、アスパラガスの同じところに何重にも巻いていく。


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巻いたはしから、わたしが爪楊枝で豚ばらを固定しようとすると、「やるやる」と言う。じゃあね、こうやって…と見本を見せようとしても、こっちには目もくれずさっさとやってしまう。必ずしもうまくできているわけではないが、料理をするところを見せているとなんとなくの順序とか段取りは分かるみたい。傍で見せてやるだけでも意味があるのだろうな?とはいえ、長女は踏み台に乗って台所に張り付いていて、次女はぐずるので片手で抱っこしながら天ぷらを揚げるときなどもあって、ああ気をつけなきゃ気をつけなきゃと思いながら料理していることもある。


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長女は料理を手伝ってくれはしたが、ベーコンだけしか食べてくれなかった。まだ離乳食の10か月の次女は、柔らかく煮たアスパラガスをほくほく美味しそうに食べてくれるのに。それで次の日、海老と一緒にかき揚げにしてみた。なんでも揚げる作戦、これしかできない自分がとても歯がゆいー。そして悔しいー。でもなんとか長女のお腹に入れたくて。

玉ねぎ、とうもろこし、あとブロッコリーの茎。ブロッコリーも絶対に食べてくれないが、茎を千切りにしてかき揚げに入れたらぱくぱく食べてくれた。ブロッコリーの茎はいつもどうやって食べたらよいか分からず、かといって捨てるのはもったいないなくていつも困るので、これはいいかも、と思った。これには夫も気づかなかったようだ。酒と塩で下味をつけたからか、一口ほおばってみると美味しい!と自分でも嬉しかった。その瞬間、「ちょっと塩振るわ〜」と夫が塩を取りに行った(!)。